PHILIPS fullHD PCモニター 243S9A/11レビュー

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PCモニターは、word/excel等オフィス作業、ウェブブラウジング、動画視聴などに欠かせない重要なデバイスです。近年は在宅ワークの増加に伴い利用する方も増えているのではないでしょうか。今回は、Full HD解像度の23.8インチPCモニター「Philips 243S9A/11」をレビューします。多彩な入力端子とコスパが魅力的なモデルです。それでは、詳しく解説していきます。

【入力端子の種類】

Philips 243S9A/11には、多彩な入力端子が備わっています。USB-type C端子、HDMI端子、DisplayPort端子があります。これらの端子を使って、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの様々な機器を接続することができます。

特にUSB-Type C端子が優秀でUSB Power Deliveryに対応している為、映像および音声の入力に加えて接続した機器への65w電源供給が可能です。接続するPC等がUSB Type-Cによる映像出力および給電に対応している場合、USBケーブル1本での接続が可能になります。つまり、USB Type-Cケーブルを通じてディスプレイよりPCに電源が供給され、PCからディスプレーに映像および音声が出力されることなになります。何かすごいでしょ。私は机の上がケーブルでゴチャゴチャするのが嫌なため、USB Type C一本での接続が機器選定時の必須項目でしたので、この点は大満足です。

【解像度】

Philips 243S9A/11モニターの解像度は、1920×1080ピクセルです。これは、Full HD解像度に相当するため、クリアで鮮明な映像が表示できます。4Kモニタと比べれば画素が粗く作業エリアも狭いですが、通常のオフィス作業等で困ることは無いでしょう。IPSディスプレイの為視野角も広く斜めから見ても発色は綺麗です。

【画面サイズ】

画面サイズは、23.8インチです。このサイズは、小さすぎず大きすぎずでオフィス作業用途に適していると思います。このサイズですと複数のアプリケーションを同時に表示することができる為、作業効率が上がります。たとえばワード2ファイル左右に並べても100%表示で編集可能です。職場では21.5インチのディスプレーを使用していますが、ワード2画面表示で変更履歴を表示させると若干狭く作業しにくいです。個人的にはオフィス作業をするのであれば23.8インチは最低限欲しいところです。

【VESAマウント】

ディスプレイ背面にはVESAマウントが装備されています。最近流行りのミニPCやモニターアームを固定することが可能です。私はASUS Mini PC PN51-S1をVESAマウントに固定して一体型デスクトップPCとして使用しています。PC本体が見えないこと、USB Type-Cケーブル1本で接続していることもあり、見た目は非常にスッキリです。机のスッキリ感はモチベーション維持のためにも大切でしょう。

使い始めて気づいたのですが、PCをVESAマウントに取り付けるとPCの冷却ファンの音が気になりにくいのもメリットの一つだと感じます。

【USBハブ機能】

Philips 243S9A/11にはUSBハブ機能が内蔵されています。ディスプレイ裏面にType A✖️2、ディスプレイ側面にType A✖️2が搭載されています。PCをType C端子に接続すれば、これらType A端子への入出力が可能になります。私はPC本体をディスプレイ裏面のVESAマウントに固定していることから、PC本体のUSBポートへのアクセス性が悪いのですが、このUSBハブ機能のおかげで、USB端子へのアクセスが非常に便利です。地味ですが非常に便利な機能と言えます。PC本体のUSB端子➕ディスプレイのUSB端子で、USB端子が不足する人はまずいないでしょう。

【その他機能】

ディスプレイ本体にスピーカーが内蔵されています。ただしこれはおまけ程度の音質。確認用位にしか使えませんので、動画・音楽の視聴、Web会議、オンライン英会話等で使用する場合には、別途スピーカーを購入することをお勧めします。3.5mmオーディオ端子が有りますので、好きなスピーカーを購入しましょう。私は音にこだわりがないため、ダイソーの300円スピーカーを使用しています。オンライン英会話や動画視聴に使用していますが、まったく問題ないです。見た目もシンプルでgoodです。

もう少し音質にこだわりたい方でも、Amazonnで探すと2000円程度で評判の良いスピーカーが有りますので。購入しやすいのではないでしょうか。例えばCreative Pebble SP-PBL-BK等は評判が良さそうです。私はダイソー300円で大満足ですよ。

【使い道】

デスクトップPCやMini PCの接続は当然ですが、その他にノートPCをお使いの方にも、画面が広くなり作業効率がUPしますのでお勧めです。また、外部映像出力機能付きのiPad等タブレットPC用モニタとしても最適です。

私はiPad mini第6世代を所有していますが、付属のUSB Type C to Type CケーブルでiPadを充電しながら映像出力が可能です。また、別売りとなりますが、Type C to HDMIケーブルやType C to Display portケーブルを使用すれば、iPadへの充電はできませんが映像出力は可能です。iPadをPC感覚で使えますので、iPadを使用している方がちょっとしたPC作業を行いたい場合、PCを購入するより安価にデスクトップPC(風)環境を構築できますので、そのような運用方法もアリだと思います。

ただし、iPad mini第6世代では、ステージマネージャー機能が使えませんので、iPadの画面ミラーリングのみとなります。モニタ両サイドに黒帯ができますので、そのあたりを考えますと完全PC化とは言いにくいですね。まあ、ライトな作業なら全く問題なしです。

【まとめ】

以上、Philips 243S9A/11のレビューをお送りしました。Philips 243S9A/11は、多彩な入力端子とFull HD解像度、23.8インチの画面サイズ、そして何より低価格が特徴的なモデルです。また、IPSパネルを採用することで、広い視野角で映像を見ることができ、快適な視認性を実現しています。オフィス作業、動画鑑賞、ゲーム、ブラウジング、オンライン英会話など、様々なシーンで活躍すること間違いなしです。是非、検討してみてください。

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