ポータブル電源の使い方〜Anker 521 Portable Power Station〜

Ankerのポータブル電源「521Portable Power Station」の紹介および災害時の利用方法についてご紹介します。

<ポータブル電源>
持ち運び可能な電源で、コンセントのない場所でも電源を取ることができます。搭載する電池容量次第で使用できる機器も変わります。例えばAnker製品では同一シリーズの容量違いで3製品がラインナップされています。

521 Portable Power Station:256 Wh→約200 Wの機器を1時間
535 Portable Power Station:512 Wh→約500 Wの機器を1時間
555 Portable Power Station:1024 Wh→約1000 Wの機器を1時間

参考までに、家電製品の消費電力例と、Anker3製品での使用可否は下記の通りです。

冷蔵庫:150-600W→W数次第では短時間動く
洗濯機:500W→555なら可かも
キャニスター式掃除機:1200W→全機種不可
ドライヤー:1200W→全機種不可
炊飯器:1300W→全機種不可
電子レンジ:1300W→W数を変更すれば可かも。
スマホ充電器:20W→全機種可
ノートパソコン:50W→全機種可能
扇風機:35W→全機種可能
LEDシーリングライト:50W→消費電力的には全機種可能
電気ストーブ:800W→全機種不可
エアコン:~2500W→全機種不可
テレビ:210W→短時間なら可かも
ファンヒーター:150W→短時間なら可
ガス給湯器:150W→全機種可
エネループ充電(単3✖️4本):11W→全機種可
ポータブル冷蔵庫:60W→全機種可
電気毛布:50W→全機種可

上記全て管理人調べの参考値です。また、家電製品によって使用時間にも違いがあります。長時間機器は消費電力も大きくなります。

ポータブル電源での使用が難しそうな家電は、暖房系と調理器具でしょうか。照明、小型家電等はそれなりに使用できる機器もありそうです。

最小の521では使用可能な機器は限られますが、日常的に使用せずに緊急時orアウトドアでの使用をイメージすれば、色々使い方があると思います。

使用方法として注目しているのは、停電時のガス給湯器です。ガスが使えない場合はそもそも不可能ですが。寒い時期の停電では、暖かい風呂に入れることが精神的な安心感に繋がると思います(東日本大震災時の停電での実体験をもとにした感想)。そこで、ポータブル電源を使用してガス給湯器を動かせないか試してみました。

我が家のガス給湯器の消費電力は130W程度ですので、問題なく使用できるはずです。早速試します。

ガス給湯器の電源を切る
ガス給湯器の電源をコンセントからポータブル電源に付け替える
給湯器の電源を入れる
風呂を沸かしてみる

まったく問題なく風呂が沸きました。風呂沸かし1回あたり5%程度しか電力を使用しませんでしたので、1週間毎日風呂を沸かしてもバッテリー使用量は50%以下だと思います。停電は余程のことが無い限り1週間も続くことはありませんので、停電時の風呂沸かしが目的であれば、200 Wh程度の電池容量で全く問題なさそうです。これで停電時の不安材料が一つ解消しました。

停電時における給湯器以外の使い道としては、スマホ&タブレットの充電、充電池の充電あたりでしょうか。通信&照明&風呂に入れれば、災害時の数日間であれば十分だと考えます。寒ければ着込めば🆗ですしね。




災害時以外の使い道としまして、
・車のタイヤ交換時のインパクトレンチ
・コンセント式の芝刈り機
・消費電力が表示されますので、電力測定器として使用
・キャンプ時の電気毛布
等で使えそうです。



なお、ハイブリットカーを所有していて1500W電源が付いている場合には、ポータブル電源を買う必要はありません。ガソリンが切れるまで発電が可能ですので、炊飯器やドライヤー等であればあまり時間を気にせずに使えてしまうパワフルさです。



<まとめ>
200Wh程度のポータブル電源で風呂沸かし可能。200Wh程度の小型機種で構わないので、1台持っておくと停電時の安心となる。(1500W電源付きのハイブリットカー所有者は不要)

以上。

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